こんにちは!かぶカウです
NTTの株価が7日連続下落だって!?
昨日ブログでNTTの株を損切りしたという記事を上げましたが、
5月31日はその株価をさらに落とし、前日比−1.49%の3,955円で引けました。
今日で7日間連続落したNTT株。
一体この下落はいつまで続くのか分析しました。
この記事はこのようなかたの疑問を解決します。
- NTT株の下落はいつまで続くの?
- NTTの株はなぜこんなに下落しているの?
- ズバリ!いつが買い時?
なお、本記事では2023年5月31日時点でのデータを元に分析していきます。
※投資は自己責任です。本ブログでは特定の銘柄の購入を勧める、または株価を予言するものではありません。最終的な投資の判断はご自身で行ってください。
結論
短期的に株を購入するのは危険。
短期的な下落は3,920円か、
3,700円まで続くと予想します。
なお、筆者もこの度の株価下落の波に飲まれ、泣く泣く損切りしました。
その時の気持ちを下記の記事で表明していますので、慰めにご覧いただけますと幸いです。
「勇気の撤退」をした話だね!
それでは、結論の理由を分析していきましょう。
なぜこんなに下落しているのか
株式分割発表の影響
NTTは先日の決算発表で株式分割を発表しました。
通常、株式分割をすると、多くの投資家にとって買いやすい株価になるため、
株が多く購入されて、株価は上昇する傾向にあります。
分割を期待してみんな買いたいと思っているのかなと思ったよ。
しかし、今回NTTは25分割ということで今までに類を見ない分割をしました。
これに対する市場の評価が追いついていないことが考えられ、
不安感から多くの売りがあった可能性があります。
テクニカル的な要因
NTT自体の業績や財務は問題ないため、
テクニカル的に最近は特に上がりすぎていたという可能性もあります。
確かに最近色々な銘柄の株価が勢いよく上がっていたもんね!
NTTの業績、財務について以前の記事で詳しく分析しているので気になるかたはご覧ください。
同業他社の株価
では、NTTの株だけが下落しているのか?ということになるのですが、
5月31日の終値で同業他社(KDDI、ソフトバンク)の株価はどうなっていたのか調べました。
5月31日の日経平均株価は終値で−1.41%、前日比440円のマイナスとなりましたので、
全体的に多くの銘柄が下げたような相場でした。
KDDI −1.7%
KDDIもNTTと同じような形のチャートを描いています。
元々順当に日経平均株価が上昇していたため、多くの銘柄で移動平均線からの乖離が見受けられました。
ソフトバンク−0.77%
上のチャートは
また、ソフトバンクもNTTと同じような下落をしていました。
NTTだけが特別下げているということもなさそうです。
テクニカル分析
それでは短期的な株価を予想するために、NTTのチャートを使って予想していきます。
図1(上図)はこの数日間の値動きを表したチャートです。
滝から水が落ちるように株価が下がり、
高い時では4,260円付近まで上がっていたところから、7日間連続で下落しています。
これが「落ちるナイフ」という形でしょうか。
落ちるナイフを掴んだら怪我しちゃうから気をつけよう!
安くなってきて買いたいところですが、ここは我慢していきたいところです。
移動平均線で見ると、25日移動平均線をがっつり割ってきました。
次に下落が止まるとすれば、3,920円付近にある今までの反発ポイントだと予想します。(青い水平線)
図2(上図)をご覧ください。このチャートは過去1年間のNTTのチャートです。
もし、前述の3,920円を割ってくるようなことがあれば、
次の反発ポイントである3,700円まで下げる可能性があると予想します。
出来高で見てもこの数日間は非常に活発に取引が行われたことがわかります。
それだけ注目されている銘柄だということでもあります。
図3(上図)をご覧ください。図はチャートにボリンジャーバンドを表示させたチャートです。
幾何学的に−3σ(という青い雲のような線)以内には99.7%の確率で収まると言われています。
最近のNTTの株価は図3のように−3σ(青い雲のような線)にタッチしていることがわかります。
それだけ、急落の勢いが強いということが伺えます。
信用倍率は5/26時点で14.80倍あり、信用買残高が約360万株あります。
ここ最近で信用倍率も5/12に4.94倍だったところから急激に増えています。
将来的にも売り圧力が強く、株価が上がりづらい状況にあります。
力士の照ノ富士関くらい重いです。
結論
NTTの株価は
短期的に株を購入するのは危険と判断します。
短期的な下落は3,920円か、3,700円まで続く
と予想します。
その理由は下記のとおりです。
- チャートが落ちるナイフ状態だから
- 支持線の目安が3,920円付近と3,700付近にあるため
- 出来高で見ても下落している7日間の取引が活発で、この後も売りが先行する可能性があるため
- 信用倍率が高いため
買い時は反発目安の株価で反発するのをしっかり見てからが良いと考えます。
今後のNTTの株価にますます注目していきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
読んだ感想や分析してほしい銘柄などありましたらコメントいただけますと嬉しいです。
以上です!
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