新年あけましておめでとうございます。今年も欲しくなる銘柄が見つかるような記事を書いていきたいと思います。
本日紹介する銘柄は第一興商(7458)です。
実はこの記事、2024年6月に初稿を執筆していて、今回は2025年最新の情報に更新して、お伝えしたいと思います。
この記事を読むとわかることはただ1つ。
第一興商の財務内容がわかる
以上です。
ただし、その1つについては投資初心者にもわかりやすく記事を書きましたのでぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。
ほとんどの方が私を知らないので、少しだけ自己紹介させてください。

私は日本株の財務分析が好きで、自分が次に買いたい銘柄を見つけて投資しています。
私の記事を読んで皆様が投資したい銘柄を見つけ、投資に向けた第一歩となればこれほど嬉しいことはありません。
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※投資は自己責任です。本ブログでは特定の銘柄の購入を勧める、または株価を予言するものではありません。最終的な投資の判断はご自身で行ってください。
結論
株価は 1550円まで下落すると予想します。
この分析は2024年の結論と変わっていません。
その理由と銘柄の分析を行なっていきます!
第一興商とは?


第一興商は何の会社なの?
第一興商は業務用カラオケ機器・カラオケルームの最大手企業です。みなさんもご存知カラオケ機器「DAM」の販売、賃貸を行ったり、カラオケルーム「ビッグエコー」を展開している会社です。



第一興商の業種はエンターテインメントだよね。
株価


3ヶ月間の株価は上図のようになっています。短期的にみると底値圏にありそうです。
しかし、下図のように長期的に見ると、株価はまだまだ底値圏にあるとは言いがたい状況です。


ですので、現在が買い時かと言うと、テクニカル指標的にはなかなか買いにくい場面かなと感じます。
決算
続いて最新の決算を見てみましょう。
上記が最新の決算短信です。最新の決算短信の内容をざっくりまとめると下記のようになります。
・売上高+4.3%
・純利益+46%
・年間配当金は57円を維持



だいぶ調子が良さそうだね!
ざっくりと決算を見ると2025年3月期第2四半期の決算は増収増益で着地しています。
その要因としてはいくつか挙げられています。
カラオケ需要の回復
コロナ禍を乗り換えて徐々に夜間の活動の活発化が戻ってきています。特にその傾向は中心市街地で顕著に見られ、インバウンド(海外からの旅行客)からの需要が特に高まってきています。今後更に需要が回復していけば、ますますの増収につながることが予想されます。
カラオケ事業の新たな活用
実はカラオケが今、年配の方に非常に人気があることをご存知でしょうか。多くの介護施設等で発声することによる心身の健康のためにカラオケ機器が導入されています。こういった新たな市況の変化にも対応するため、第一興商では映像コンテンツの充実を図っています。
一方で懸念もあります。今回、純利益は前年比で非常に大きなプラスでしたが、その要因は店舗の閉鎖などによる特別利益(一時的な利益)によるものだということもかかれています。本質は主要となるカラオケ事業でどの程度、巻き返しが図れるかがポイントになってきます。
配当金
次に配当金の推移を見てみます。


このようになります。
配当金は順調に維持・増配傾向にあることが伺えます。
コロナ禍でカラオケ事業に制限がかかっていた時にも、減配せずに配当金を出してきている実績があります。そういう意味では非常に心強く、安心して長期で保有できる銘柄と言えるでしょう。
株主優待
第一興商は株主優待もあります。200株保有が必要ですが、500円単位の優待券が10枚もらえます。
3月と9月の権利確定で年2回もらうことができます。
注意点としては9月権利確定でもらえる株主優待券は12月の上旬に送られてきますが、使える期間は翌年1月からという点です。つまり、その年の年末の忘年会シーズンなどで使いたい場合は、3月権利確定の優待券を残しておく必要があります。
ニュース
自社株買い
第一興商は11月1日に自社株買い終了のお知らせを出しました。自社株買いの規模は約3%前後でそこまで大きな規模ではありませんでしたが、今回の自社株買いは幾分か、株価の上昇に寄与していたと考えられます。



いいニュースしかないようだけど、どうして株価が下落し続けているの?
結論何が原因かわかりませんが、私が考えるには、好材料が出尽くし感があることが挙げられます。
現在、カラオケ事業はコロナ禍からの回復期にあると思われますが、その回復期もいつまで続くかわかりません。
加えて、純利益は固定資産売却による一時的なプラスに転じましたが、本業を伴う営業利益は昨年比で減益予想となっています。
こういった数字から投資家としては成長性に不安な感情を抱き、株式が積極的に買えない状況が続いているのではないでしょうか。
また、テクニカル的に見ても、現在は下落トレンドですので、買ってもいつ上がるか不透明な点があることが下落に拍車をかけているのではないかと考えています。
結論
株価は1550円まで下がると予想します。
第一興商の分析をまとめると下記の通りです。


チャートのトレンドが下落トレンドですので、今すぐ購入するというよりは、上昇トレンドになったところを見計らってから購入する方が良さそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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