こんにちは。かぶカウです。
最近気になっている株を分析するコーナー、略して「気に株」ということで今日も分析していきたいと思います。
私が最近気になっている銘柄は平和(6412)です。
どうして気になっているのか理由は3つです。
・最近株価を下げていて配当利回りが高くなっている。
・足元の業績は良くないが、将来的には業績回復予想
・安定配当を維持する方針
本記事では下記のようなかたの疑問や悩みを解決するため、平和の株について分析し、業績や優待内容、注目すべきポイントについてまとめました。
・最近日本株が高くなりすぎて積極的に買えない
・何か株を買いたいけど自分でどう選べば良いかわからない
・銘柄の分析方法を知りたい!
・平和ってどんな会社?
・平和の業績はどうなの?
本記事を読み、自らの株式のポートフォリオ作りの参考にしていただければと思います。
なお、本記事では2023年12月21日時点でのデータを元に分析していきます。
※投資は自己責任です。本ブログでは特定の銘柄の購入を勧める、または株価を予言するものではありません。最終的な投資の判断はご自身で行ってください。
結論
平和の株価は中期的に2,042円から2,285円まで上がると予想します。
その理由を解説していきます。
※ここでいう「中期的」とは概ね2〜3ヶ月の期間を想定しています。
平和ってどんな会社?
平和は遊技機事業をメインに、2011年からはゴルフ事業も展開している総合レジャー企業です。
遊戯機とはいわゆるパチンコ機のことです。
平和はパチンコ機の開発、製造、販売を行っている会社です。
最新決算内容
最新の決算短信(第2四半期)は以下のとおりです。
簡単に内容をまとめると
・売上高前年同期比マイナス5.9%
・営業利益前年同期比マイナス20.6%
・四半期純利益前年同期比マイナス31.1%
・配当は1株あたり40円を維持
一言でいうと第2四半期の決算が良くなかったということです。
どうしてこんなに悪い決算だったんだろう
この原因について平和では下記の要因があったとしています。(概要)
・業界全体の傾向としてパチスロ好調、パチンコ不調
・パチンコ台販売台数の減少による売上減少
・収益構造改革と堅調なゴルフ需要により、ゴルフセグメントは順調に推移
結果的には大きなマイナスで着地しました。ゴルフセグメントが順調とはいえ、メイン事業の遊技機事業で大きな売上高の減があり、決算は良くなかったということになります。最近の物価高等の影響で遊興費に資金を回すことができなくなっていることも原因の1つとして考えられそうです。
株価チャート
続いてチャートを見ていきます。決算が11月9日に発表されたあと、株価は一時、約6%のマイナスを記録しました。
そのあとは現在まで、ずるずると株価を下げていますが、その下げ幅は緩くなっているように見えます。
短期的には年明けくらいまではズルズル下げると予想していますが、2,000円という価格が過去1年間のチャート(下図)で見ても割っていることがないため、年明け以降2,000円を割るような展開が来たら、面白いのではないかと考えています。
また、一度、トレンドラインが変われば、直近の高値である2,200円は余裕で超えてくると予想します。
ちなみに同業他社のセガサミーホールディングス(6460)の株価も同じようなチャートの形状をしています。(下図)この下落トレンドの状況がいつ転換するのかは今後も監視していきたいと思います。
指標分析
基本的な財務指標は上図のとおりです。時価総額は2,000億円を超える大きな会社であり、指標は全体的に日本企業の平均以上の値が出ていて、財務基盤的には安心できます。また、現在の株価水準はPER、PBR的に見ても割安水準です。自己資本比率も高いですし、経営のうまさを示すROEやROAといった指標も日本企業の平均以上の値です。
配当金
次に配当金です。過去10年間の配当金の推移は下記の図のとおりです。
また、過去10年間の配当性向推移は下図の折れ線グラフで表しています。
配当金は長らく80円を維持しています。
配当性向が2022年に爆発的に増加していますが、コロナ禍で利益が落ち込んでいる中、配当金は維持したところは心強いですね。
2024年の配当性向は38.1%まで戻ってきているので、無理なく配当を支出していることがわかります。
ここ最近で株価は落ち込んでいるものの、配当は維持予定なので配当利回りは3.9%と高くなってきているところは高配当株としての魅力も高い銘柄になっているのではないでしょうか
企業のHPにも配当方針については安定配当をおこなっていますので、減配する確率は低いのかなと予想しています。
株主優待
平和は株主優待もあります。2単元(200株)の保有が必要ですが、200株の保有で年間2回優待券をいただくことができます。
今後の業績予想
足元の業績は良くなかった平和ですが、第2四半期の決算で、通期の業績予想(年度末までの業績予想)についてポジティブに捉えています。
これによると売上高はプラス8.7%、当期純利益はプラス1.5%と良い結果で着地できる予想としています。この予想が実現するなら、2024年以降の業績も緩やかに回復していくと考えています。
結論
平和の株価は中期的に2,042円から2,285円まで上がると予想します。
理由
・足元の業績は良くないが、業績に回復の兆しが見える
・株価が直近1年間の中で最安値圏
・トレンドの変わり目が間近に見える
今回は普段パチンコをしない筆者にとってはあまり馴染みのない銘柄でしたが、今後の業績の回復に期待しつつ、買い時を慎重に見極めて、チャンスがあればぜひ買っていきたい銘柄だと感じました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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