コスモス薬品の株価急落？｜業績と決算から今後の株価を予想します

ぶっちゃけ業績良いのに優待廃止はやめて欲しい

本日紹介する銘柄は「コスモス薬品」（3349)です。

この記事を読むメリットは２つです。

ほとんどの方が私を知らないので、少しだけ自己紹介させてください。

私は日本株の財務分析が好きで、自分が次に買いたい銘柄を見つけて投資しています。

私の記事を読んで皆様が投資したい銘柄を見つけ、投資に向けた第一歩となればこれほど嬉しいことはありません。

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※投資は自己責任です。本ブログでは特定の銘柄の購入を勧める、または株価を予言するものではありません。最終的な投資の判断はご自身で行ってください。

結論

コスモス薬品（証券番号：3349）の株価が6000円まで下落する可能性があります。

業績や市場環境の分析から、この予測に至りました。詳細を見ていきましょう。

企業紹介

コスモス薬品は、九州を中心に展開するドラッグストアチェーンです。

時価総額は約1兆円を誇り、「よりよい品をより安く」をモットーに、医薬品や日用品、食品などを低価格で提供しています。

株価

現在の株価は6800円前後で推移しています。

3ヶ月チャートで見ると、今くらいの水準が底値圏にいるように感じます。

しかし、５年間のチャートは下図のとおりです。

今後の業績予想やトレンドを考慮すると、6,000円台まで下落する可能性が高いと判断しました。

売上高

過去5年間の売上高は着実に成長を続けており、直近の2024年5月期には9,000億円を突破しました。

きれいな右肩上がりで成長していますね。

営業利益推移

営業利益も順調に伸びており、2023年5月期には300億円を超えました。

ただし、利益率の伸びは頭打ちの傾向が見られます。

売上高営業利益率推移

直近5年間の売上高営業利益率は減少傾向にあります。

営業利益が減少傾向であることから利益率も減少しています。

純利益

純利益も増加傾向にありますが、2024年5月期は前年比で微増にとどまりました。これは経費増加や競争激化の影響と考えられます。

コロナのときには特需があり、純利益も最高を記録していました。

自己資本比率

自己資本比率は50%前後で安定しており、財務健全性は維持されています。

しかし、積極的な店舗展開により、今後低下する可能性があります。

ちなみに2024年には29店舗を新規出店しました。

ROA

総資産利益率（ROA）は5%程度で推移しています。

効率的な経営は年々厳しくなっており、この数値は今後も伸び悩むと感じました。

ROE

自己資本利益率（ROE）は10%前後と高水準を維持していますが、直近ではやや下落傾向にあります。

一株配当

配当は年々増加しており、株主還元に積極的です。

グラフ上は配当が減少しているように感じますが、実際は8/31時点で株式分割をしています。

配当性向

配当性向は20%前後です。

これまでは安定した株主還元を示していましたが、業績悪化時には見直しが必要となる可能性があります。

EPS

一株当たり利益（EPS）は増加傾向にありましたが、直近では大きく落としています。

これは株主分割の影響が考えられます。

決算

2025年5月期の決算のポイントは下記３つです

ただ、現在、ドラッグストア業界は競争激化や物価上昇により、取り巻く環境はなかなか厳しいものがあります。

今後どのように株主還元していくかがポイントになりそうです。

株主優待

2024年までは株主優待がありましたが、これを廃止してしまいました。株価下落の原因は優待の廃止といった要因もあるのではないでしょうか。

結論

コスモス薬品（証券番号：3349）の株価が6000円まで下落すると予想します。

コスモス薬品の業績は堅調ですが、成長率の鈍化や競争激化、コスト増加、また直近での優待の廃止は個人投資家としてはなかなか買いにくい要素であると思います。

投資判断の際は、これらの要因を十分に考慮する必要があります。

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以上です！