ぶっちゃけ、今は買い時じゃない
本日紹介する銘柄は「セイノーホールディングス」(9076)です。
この記事を読むメリットは2つです。
・セイノーホールディングスの決算内容がわかる
・セイノーホールディングスの株式の売買に活かせる知識が身につく!
ほとんどの方が私を知らないので、少しだけ自己紹介させてください。
私は日本株の財務分析が好きで、自分が次に買いたい銘柄を見つけて投資しています。
私の記事を読んで皆様が投資したい銘柄を見つけ、投資に向けた第一歩となればこれほど嬉しいことはありません。
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※投資は自己責任です。本ブログでは特定の銘柄の購入を勧める、または株価を予言するものではありません。最終的な投資の判断はご自身で行ってください。
結論
セイノーホールディングス(証券番号9076)の株価分析を行いました。業界の課題と今後の展望を踏まえ、株価は2,385円から2,000円まで下落すると予想します。詳細な財務指標と市場動向を基に分析した結果をご覧ください。
企業紹介
セイノーホールディングスは、時価総額約4,476億円の物流業界大手企業です。主に輸送事業、自動車販売事業、物品販売事業などを展開しています。企業間物流の最大手として知られ、近年は中継輸送専門店の開設など、業界の課題に対応する取り組みを進めています。
株価
現在の株価は2,385円です(2024年12月28日時点)。52週の最高値は2,651円となっています。直近の株価は52週レンジの上位に位置していますが、業界の課題や競争激化により、今後下落する可能性があります。
ちょっと今は高値圏にいて買いにくいね
上図は過去5年間のチャートです。2023年ごろから株価が急激に上昇してきたことがわかります。現在は長期的に見ても高値圏にいることがわかります。
売上高
2025年3月期の通期予想売上高は731,304百万円です。前期実績の642,811百万円と比較すると、約13.8%の増収が見込まれています。この増収は、物流需要の回復や新規顧客の獲得によるものと推測されます。
売上高は順調に成長してきているね
営業利益
2025年3月期の通期予想営業利益は33,175百万円です。前期実績の23,403百万円から約41.8%の大幅増益となる見通しです。効率化施策の効果や高付加価値サービスの拡大により、利益率の改善が期待されます。
営業利益はすごく成長したんだね。
純利益
2025年3月期の通期予想純利益(親会社株主に帰属する当期純利益)は19,707百万円です。前期実績の14,561百万円から約35.3%の増益となる見通しです。営業利益の増加に加え、グループ全体の収益性向上が寄与すると予想されます。
純利益も文句なし、長期的に見ると減益した年もあるよ
自己資本比率
2024年3月期の自己資本比率は62.4%です。健全な財務体質を維持していますが、業界平均と比較するとやや低めの水準にあります。今後の設備投資や事業拡大に向けた資金需要に注意が必要です。
一般的にみれば自己資本比率60%超えは十分安定した財務基盤だよ
ROA
2024年3月期のROA(総資産利益率)は2.09%です。過去10年間の平均ROAは約3.5%であり、直近の数値は平均を下回っています。資産効率の改善が課題となっており、今後の経営戦略に注目が集まります。
ROAはやや低めだね。10年平均も下回っているんだ
ROE
2024年3月期のROE(自己資本利益率)は3.38%です。過去10年間の平均ROEは約5.2%であり、直近の数値は平均を下回っています。株主資本の効率的な活用が求められる状況にあります。
チャート的には右肩上がりにも見えなくもないけど、今後の改善に期待したいところ
一株配当
2025年3月期の予想年間配当金は100円です。前期と同額の配当維持となる見通しです。安定した配当政策を継続していますが、業績の変動によっては見直しの可能性もあります。
配当利回りは4.19%もあるので高配当と呼べるね
配当性向
2025年3月期の予想配当性向は約85.4%となります(100円 ÷ 117.1円 × 100)。高い配当性向を維持していますが、今後の成長投資とのバランスが課題となる可能性があります。
この配当をずっと続けることができるかは疑問があるね
EPS
2025年3月期の予想EPS(一株当たり利益)は117.1円です。前期実績の83.7円から約39.8%増加する見通しです。利益成長により株主価値の向上が期待されますが、業界環境の変化に注意が必要です。
EPSは順調に増えていて企業としての価値は順調に向上しているね
決算
上記は2025年3月期の決算短信です。
2025年3月期第2四半期累計期間の業績は、売上高331,604百万円(前年同期比5.1%増)、営業利益13,075百万円(同15.5%増)、経常利益13,159百万円(同7.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益6,434百万円(同13.5%減)となりました。増収減益となっています。
決算のポイントを簡単にまとめると下記になります。
・増収減益の決算
・配当金は100円を維持
・輸送事業は各種施策の実施により増収だが、特積みの物量減により減益
特積みってなに?
特積み事業とは、不特定多数の荷主企業の貨物を1台のトラックにまとめて積載し、全国規模で輸送するトラック運送事業です。一度の輸送で多くのものを運べば、利益も大きくなるが、それができないと効率的に利益を生み出せないことになります。
今回は特積みがなかなかうまくいかなかったんだね
ニュース
陸運業といえば外せない問題が「2024年問題」です。
2024年問題って何?
2024年問題は、働き方改革関連法に基づき、2024年4月1日から始まったトラックドライバーの年間時間外労働時間が960時間に制限されることで発生する問題の総称です。
この問題には、次のような影響が懸念されています。
・ドライバー1人あたりの走行距離が短くなり、長距離の輸送が困難になる
・物流・運送業界の売上減少やトラックドライバーの収入の減少
・運送業者がドライバーの賃金上昇や労働環境の改善に伴うコストを運賃に転嫁することで、荷主企業は物流費用が増加する
・商品価格の上昇により、消費者の経済的負担が増すことが懸念される
最近の主要ニュースとしては、同社で2024年問題への対応策として中継輸送専門店の開設が挙げられます。同業他社の荷物も受け入れ可能とすることで、業界全体の効率化に貢献する取り組みとして注目されています。
株主優待
セイノーホールディングスは、100株以上保有の株主に対して、クオカード(500円分)を贈呈しています。長期保有者には保有期間に応じて追加のクオカードが贈られる仕組みとなっています。
結論
セイノーホールディングスの株価は、現在の2,385円から2,000円まで下落する可能性があります。主な理由として、以下の点が挙げられます
・業界の構造的課題:2024年問題に代表される物流業界の課題が、短期的な業績に影響を与える可能性があります。
・競争激化:物流DXの進展により、新規参入企業との競争が激化する恐れがあります。
・コスト増加圧力:燃料価格の上昇や人件費の増加が、利益率を圧迫する可能性があります。
・高い配当性向:約85.4%の高い配当性向は、将来の成長投資を制限する可能性があります。
・ROAとROEの低下:資産効率と株主資本効率の低下が、投資家の評価を下げる可能性があります。
これらの要因により、短期的には株価下落のリスクがあると考えられます。ただし、中長期的には物流DXへの取り組みや効率化施策の効果が現れる可能性もあるため、今後の経営戦略の進展を注視する必要があります。
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以上です!!
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