ぶっちゃけ、財務健全な穴場銘柄
本日紹介する銘柄は「住友精化」(4008)です。
この記事を読むメリットは2つです。
・住友精化の決算内容がわかる
・住友精化の株式の売買に活かせる知識が身につく!
ほとんどの方が私を知らないので、少しだけ自己紹介させてください。
私は日本株の財務分析が好きで、自分が次に買いたい銘柄を見つけて投資しています。
私の記事を読んで皆様が投資したい銘柄を見つけ、投資に向けた第一歩となればこれほど嬉しいことはありません。
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※投資は自己責任です。本ブログでは特定の銘柄の購入を勧める、または株価を予言するものではありません。最終的な投資の判断はご自身で行ってください。
結論
住友精化株式会社の株価分析を行いました。業績改善と成長戦略により、株価は4,738円から5,200円まで上昇すると予想します。詳細な財務指標と市場動向を踏まえた分析結果をご覧ください。
企業紹介
住友精化株式会社は、時価総額約667億円の化学メーカーです。主に機能性化学品、ガス製品、吸水性樹脂などを製造・販売しています。同社の製品は、電子材料、医療、衛生用品など幅広い分野で使用されており、特に吸水性樹紙は紙おむつなどに使用される重要な素材です。
ペットシーツやオムツの素材も住友精化が作っているんだね
株価
現在の株価は4,695円です(2024年12月28日時点)。52週の最高値は約5400円となっています。現在の株価は長期的(下図)には中間付近で推移しており、今後の業績改善により上昇余地があると考えられます。
2024年には一時5,500円付近をつけたけど、そこからは下落しているんだね
売上高
2025年の通期予想売上高は147,000百万円です。前期実績の142,986百万円と比較すると、約2.8%の増収が見込まれています。この増収は、主力製品である吸水性樹脂の需要回復や新規事業の拡大によるものと推測されます。
売上高は順調な右肩上がりで推移してきているね
営業利益
2025年3月期の通期予想営業利益は10,000百万円です。前期実績の9,529百万円から約4.9%の増益となる見通しです。原材料価格の安定化や生産効率の向上により、利益率の改善が期待されます。
年によって多少の上下はあるけど大方右肩上がりに推移してきているね
純利益
2025年3月期の通期予想純利益(親会社株主に帰属する当期純利益)は7,000百万円です。前期実績の6,166百万円から約13.5%の増益となる見通しです。営業利益の増加に加え、為替差益などの営業外収益の改善が予想されます。
純利益は大幅な改善が見込めているね
自己資本比率
2024年の自己資本比率は69.7%です。60%以上という健全な財務体質を維持しており、今後の成長投資や株主還元の余力があると言えます。
2012年以降右肩上がりに安定した自己資本比率になっているね。借金に依存しない健全な財務体質であることがわかるよ。
ROA
2025年3月期の予想ROA(総資産利益率)は5.22%です。前期実績の4.5%から大幅に改善する見通しです。今期は資産効率の向上が期待されます。ただ、ROA的には決して高い値ではありません。
ROE
2025年3月期の予想ROE(自己資本利益率)は7.1%です。前期実績の約6.5%からわずかに改善する見通しです。過去10年間の平均ROEは約8.2%であり、まだ改善の余地があると言えます。株主資本の効率的な活用が今後の課題となるでしょう。
一株配当
2025年3月期の予想年間配当金は200円です。前期と同額の配当維持となる見通しです。安定した配当政策を継続しており、株主還元に対する姿勢が評価できます。配当利回りは4.19%です。
なお、企業の決算説明の中で配当の方針は「配当性向30%以上を基準に」という文言がありました。今後、利益が伸びることで、ますます増配していくことを期待しています。
配当性向
2025年3月期の予想配当性向は約37.8%となります(200円 ÷ 529.08円 × 100)。前期実績の約43.6%から低下する見込みですが、依然として高い水準を維持しています。株主還元と内部留保のバランスが取れていると評価できます。先にも述べた通り、配当性向30%程度に収まるまでは今回の配当金は維持されていくのではないかと予想しています。
EPS
2025年3月期の予想EPS(一株当たり利益)は529.08円です。前期実績の459.01円から約15.3%増加する見通しです。継続的な利益成長により、株主価値の向上が期待されます。
過去10年間の推移で見てもEPSは高い値を示しているね
決算
2025年3月期第2四半期累計期間の業績は、売上高73,975百万円(前年同期比6.2%増)、営業利益4,905百万円(同29.3%増)、経常利益4,728百万円(同11.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益3,329百万円(同16.2%増)となりました。主力製品の販売増加や原材料価格の安定化により、増収増益を達成しています。
と、簡単にポイントをまとめると下記の通りです。
・売上利益は増収増益
・配当金200円維持
・中国での吸水性樹脂の売上好調
非常に順調な決算であったと感じています。
とはいえ株価が下がっているのはなんでなんだろう
住友精化は「ナフサ」という石油製品の仕入れ値によって利益が大きく左右される傾向にあります。そのため、今後ナフサ価格が上がると、利益が落ち込むのではないかといった懸念から株が売られた可能性もあります。
ニュース
最近の主要ニュースとしては、自社株買いが行われたことが挙げられます。自社株買いは株価の上昇につながるということで株主にとってはプラスになります。規模はそれほど大きなものではありませんでしたが、今後株価上昇にも期待が持てます。
自社株買いは株主にとっては良いニュースだったね
株主優待
住友精化株式会社は現在、株主優待制度として、QUOカードの優待があります。
ただ、QUOカード優待は簡単に廃止になる可能性を秘めているので注意が必要です。
結論
住友精化株式会社の株価は、現在の4,738円から5,200円まで上昇する可能性があります。主な理由として、以下の点が挙げられます。
業績の回復傾向:売上高、営業利益、純利益のいずれも前期比で増加が見込まれています。
高い自己資本比率:65.3%という健全な財務体質を維持しており、今後の成長投資の余力があります。
ROAとROEの改善:資産効率と株主資本効率の向上が期待されます。
安定した配当政策:200円の年間配当を維持し、株主還元に積極的な姿勢を示しています。
これらの要因により、投資家の評価が高まり、株価上昇につながる可能性が高いと考えられます。ただし、原材料価格の変動や為替リスクなどの外部要因には注意が必要です。
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以上です!!
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