ぶっちゃけ、業績いいのに株価急落は困る。
前回の記事で東ソー(4042)を財務分析したけど、東ソーは高配当銘柄でもあるんだって?
その通り。東ソーは現在の株価で利回り4%を超える高配当株です。私は個人的に長期目線で投資したいと思っている銘柄の1つです。
でもいくら高配当とはいえ、減配や株価の下落も今後考えられるよね?
確かに今後の株価は誰にも読めませんが、企業の財務体質やこれまでの実績を分析することで無配転落や減配のリスクを少しでも低くできたらと思います。
今回の記事では読者の悩みに答えるべく、本記事を書きました。
この記事を読むメリットは2つです。
・東ソーが高配当銘柄的に優秀な銘柄かわかる!
・優秀な高配当株の探し方がわかる
ほとんどの方が私を知らないので、少しだけ自己紹介させてください。
私は日本株の財務分析が好きで、自分が次に買いたい銘柄を見つけて投資しています。
私の記事を読んで皆様が投資したい銘柄を見つけ、投資に向けた第一歩となればこれほど嬉しいことはありません。
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※投資は自己責任です。本ブログでは特定の銘柄の購入を勧める、または株価を予言するものではありません。いかなる内容も将来の運用成果を保証するものではなく、最終的な投資の判断はご自身で行ってください。また、分析における数値は、記事執筆時点の数値です。記載内容については細心の注意を払っておりますが、掲載された内容の誤り、及び掲載された情報に基づいて被ったいかなるトラブル、損失、損害についても情報提供者は一切責任を負いません。
東ソーについて
まずは基本的な東ソーのスペックは下図のとおりです。
同社の決算分析を踏まえた、より深い財務分析は前回の記事に掲載しておりますのでぜひご覧ください。
PER、PBRともに割安な水準にあることがわかります。
また、40%あれば安心と言われている自己資本比率は、驚異の60%を超えており、財務的には安心できる内容になっています。
株価
現在の株価は下図のとおりです。
こちらは東ソーの半年間のチャートです。ここ最近まで順調に株価を上げていましたが、直近の決算発表後に株価を大きく落とし、安値水準にあることがわかります。
どうしてこんなに株価が下がっているの?
いい質問ですね。それが気になる方はぜひ下記記事を御覧ください。
EPS・配当性向
さて、高配当株を分析するうえで欠かせないEPSについて見ていきます。
EPSってなあに?
EPSは1株あたりの純利益のことをいいます。
企業の発行済株式に対して、当期の純利益がどのくらいあるのかを示している指標です。EPSからは企業が収益をしっかり上げることができているか、年ごとの数値を追っていくことで成長できそうな起業かを分析することができます。
過去18年間のEPS(棒グラフ)と配当性向(折れ線グラフ)を1つのグラフにしたのが下図です。
配当性向ってよく聞くけどどんな指標なの?
配当性向は企業が生み出した利益のうち、何%を配当で株主に還元しているかを示す指標です。
一般的には30〜40%位が平均的な値とされています。
ごくたまに配当性向が100%を超えているような企業がありますがそれはつまり、生み出した利益以上の金額を株主への還元に使ってしまっているということになります。
それって、毎月の自分の給料以上に他人にプレゼントを買っているようなものだよね?
個人に例えて言うとそういうことです。短期的にはたくさん配当を貰える株主にとっては良いかもしれませんが、長期的な企業の成長や安定した配当金を期待する株主にとっては、今後、配当金をしっかり出せる企業なのか不安になりますよね?
そういった視点でこのグラフを見てもらえるとわかりやすいと思います。
上図によると、EPSは概ね右肩上がりの傾向にあります。2022年度期に大きくEPSが伸長していますが、ざっくりいうとシンプルに業績が良かった年だったということが要因です。
この好業績の要因にはナフサ価格の高騰による売上高の伸長、海外市況が好況だったことで化学原料製品の需給が良かった事が挙げられます。ナフサってなんなのさ?という方はぜひ前回の記事も参考にご覧ください。
なんだか今日は関連記事への誘導がすごいな、、、
とはいえ、本記事は高配当という観点に特化している記事ですので、結論だけ知りたい方はこの記事だけお読みいただくのでも十分内容はわかるかと思います。
配当性向の推移を見ても近年上昇基調ではありますが、概ね50%前後を推移しており、まだまだ成長の可能性を感じます。
売上高・売上高営業利益率
企業の業績を確認するうえで売上高と売上高営業利益率をチェックすることは非常に重要です。
企業の成長の土台となる売上高はもちろんのこと、営業利益との比率を調べることで収益性の高い事業を行っているのかということを把握する事ができるからです。
そもそも営業利益ってなに?
営業利益は簿記やFPでもでてくる知識の1つです。
売上高から売上原価(仕入れにかかった費用)を引くと売上総利益(粗利)が算出されます。売上総利益から営業活動にかかった費用である販売費及び一般管理費を差し引いた値が営業利益です。
つまり、企業本来の事業活動によって得ることができた実質の利益が営業利益というわけです。
話がそれましたが、上図、東ソーの売上高推移は右肩上がりで順調です。
下図の売上高営業利益率は年によって上下ありますが概ね成長してきていると言えるでしょう。
売上高営業利益率ってどのくらいあればいいの?
化学業種の売上高営業利益率の平均は8.9%、中央値は7.5%なので、同業種と比べても平均的な値であるといえます。
https://www.buffett-code.com(参考サイト:バフェット・コード)
ROE(自己資本利益率)
次にROEを見ていきます。
ROEについて教えて!
ROEは自己資本利益率のことで、投資家からあつめた、返済義務のない資産(自己資本)からどのくらいの利益を生み出せたかを測る指標です。
一般的にこの値が大きいほど、無借金経営に繋がりやすく、より早い企業成長に繋がることから経営効率が良いと言われています。
上図で過去のROEの推移を見ていくと、ここ数年はやや低めの数値が続いている印象を受けます。
化学業界のROEの中央値はおよそ7%程度ですので、東ソーも標準的な値と言えます。
今後の成長への期待も込めて、10%以上出るといいなと感じています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
本記事の分析を受け、筆者としては、株価が落ちたときにコツコツ仕込んでいき、長期で保有し続けたい銘柄だと感じました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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以上です!
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