ぶっちゃけ、今後の成長性が感じられない
本日紹介する銘柄は「バルカー」(7995)です。
この記事を読むメリットは2つです。
・バルカーの決算内容がわかる
・バルカーの株式の売買に活かせる知識が身につく!
ほとんどの方が私を知らないので、少しだけ自己紹介させてください。
私は日本株の財務分析が好きで、自分が次に買いたい銘柄を見つけて投資しています。
私の記事を読んで皆様が投資したい銘柄を見つけ、投資に向けた第一歩となればこれほど嬉しいことはありません。
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※投資は自己責任です。本ブログでは特定の銘柄の購入を勧める、または株価を予言するものではありません。最終的な投資の判断はご自身で行ってください。
結論
バルカー(証券コード:7995)の株価が長期的には3000円まで下落すると予想します。最新の財務データと市場動向を踏まえると、現時点ではすぐに3000円までの下落は考えにくいですが、今後の業績や市場環境の変化に注意が必要です。
企業紹介
バルカーは、シール製品、機能樹脂製品、その他工業用部品の製造・販売を行う企業です。時価総額は約611億円(2024年12月28日現在)で、自動車、半導体、化学、宇宙航空など幅広い産業に製品を提供しています。
ちなみにバルカーの社名の由来は「Value Quality」の頭文字をとっています。
景気敏感な化学の会社だね
株価
2024年12月28日時点でのバルカーの株価は3,270円です。過去3ヶ月間の株価推移を見ると、3,150円から3,400円の間を行き来しているように見えます。
下図は過去5年間のチャートです。
最も高かった時は5,200円の最高値をつけていましたが、2024年の下半期は厳しい状況になっています。
売上高
2025年の売上高予想は約600億円です。前年比ではほぼ横ばいで緩やかな成長を続けています。
売上高は安定しているね
営業利益
2025年3月期の営業利益予想は78億円で前年比で減少しています。2023年をピークに減益傾向にあります。減益の理由について、決算の説明資料では下図の記載がありました。
大きくは半導体需要回復の遅れや、原材料価格の高騰が主要因として挙げられています。そのため、2025年予測は保守的な予測を打ち出しているといったところですね。
純利益
2025年予想は前年比では増加しています。順調に毎年増加しているかというとなかなか厳しい状況にあり、業績の状況によって上下があることが伺えます。
悪くはないけど、安定はしていない感じかな
自己資本比率
2024年の自己資本比率は64.7%です。高い水準を維持しており、財務の健全性を示しています。過去10年間の平均は約65%です。借金に頼らず経営してることが伺えます。
60%維持は流石だね。
ROA
2024年のROAは6.59%です。安定した資産運用効率を示していますが、過去と比べるとやや上方にあることがわかります。年によりますが、ROAは改善してきていることが伺えます。
ROE
2024年のROEは10.18%です。株主資本の効率的な活用を示していますが、過去10年間の平均10.8%とほぼ同水準です。トレンドで見ると、上昇傾向にあり、ROAと同じく改善してきていると感じます。
一株配当
2025年3月期の一株当たり配当予想は150円です。これは前年と同額となっており、配当金は近年安定して出ていることがわかります。
業績は最近落ちてきているのに、配当金は維持しているのはどこか無理しているのではないの?
配当性向
2024年の配当性向予想は53.7%です。安定した配当を維持していることがわかります。50%の配当性向は低くはないけど高くはなく、無理をして配当を出しているわけではないことが伺えます。
なお、企業決算資料説明文に今後の配当について言及がありましたので掲載します。
これによると、連結株主還元性向50%なので、今後の純利益が回復しない限りは増配は厳しいように見えます。ただ、今後も純利益維持なら、配当金は安定的に出していく方針とも言えます。
EPS
2025年の1株当たりの利益は若干ではありますが向上しています。過去のデータを見てもこの数値は改善してきているように見えます。
決算
上記が最新の四半期決算です。ざっくり内容をまとめると下記の通りです。
・売上高−3.5%
・純利益−25.9%
・配当金150円を維持
四半期の決算は非常に厳しいものとなっています。背景には先ほどの半導体需要減や原材料価格の高騰が挙げられます。
総括でもなかなか業績が芳しくないことが掲げられています。ただ、今後の展望としては回復の兆しがあることを示唆していますので期待できるかもしれません。
今後の見通しについてはキャッシュフローは改善傾向にあると書かれています。財務的には安定しているが、現在の業績が悪いということが言えますね。
業績悪いが好財務というところだね。投資判断はどうだろう
ニュース
バルカーは本年9月25日に上記のような発表を行いました。内容は従業員による不正です。こういったことも嫌気されて株価が下落している可能性もあります。
結論
バルカーの株価が3000円まで下落すると予想します。
一方で好調な業績、健全な財務状態、そして成長への積極的な投資姿勢が、今後の株価を上昇させる要因にはなりえます。
私なら、株価が3,000程度まで下がってき段階で購入検討していけたらいいのかなと考えています。
しかし、半導体市場の変動や原材料価格の上昇など、外部環境の変化には注意が必要です。今後の業績動向や市場環境の変化を慎重に見極めることが重要です。
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以上です!!
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