【銘柄分析】ヤクルトの銘柄分析と花粉飛散量との関係

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カスが株を買うブログです。

これは私の1本目のブログ投稿となる。

私のブログでは日本株に関する情報をメインに書いていく。

今回はみなさんお馴染みの大企業、「ヤクルト」についての記事について書きたい。

この記事を書いたのか?

結論、今私が買いたいと思っている銘柄であるからである。

それはなぜなのか、以下に記述したい。

まずはどんな企業なのかを調べていく。

目次

ヤクルトって?

愚問である。そう。みなさんご存知のあの飲み物である。

それは知っているだろうが、ヤクルト本社についてどの程度ご存知だろうか。

ざっくり言えばヤクルトを製造、販売している会社である。

ちなみにシロタ株は1930年、後にヤクルトの創始者となる医学博士 代田 稔 氏 によって発見、強化培養された乳酸菌の一種である。

生きて腸にまで届くことが売りである。

筆者はその効果を体験したことはない。(良い菌を増やして悪い菌を減らす効果があり、腸内環境を改善するとのこと)

また、ヤクルト本社の乳酸菌飲料販売は国内のみならず、海外での事業展開を行っている。

特に東南アジアの売り上げが伸びている。

すなわちヤクルトは海を越えて人気なのである。

そのほか、化粧品や医薬品の研究開発も行なっている。

意外と知らない事業も行っていることがわかる。

出典:ヤクルトHPより引用 https://www.yakult.co.jp/company/ir/finance/results/pdf_tanshin/23_04_shiryou.pdf

ヤクルトの株価と分析

株を買うのにそんな情報は必要ないと聞こえてくる。

確かにそのとおりである。

株を買う個人投資家のなかには会社の名前と製品を全く知らない状態で買っている人もいるだろう。

「有名だから、お気に入りの商品を売っている会社だから」ということが株価に影響するならば、

この後の記事は一切読む必要がなくなる。

今すぐ私の他の記事を読んでいただいて構わない。

しかし、ファンダメンタルズなる手法があるということはその結果の指標が少なからず株価に影響しているのではないか

そう感じたため、まずは各指標の分析をしていきたい。

ここからはヤクルトの株価及び各指標を分析する。

なおこの指標及びその他の数値は令和5年4月6日時点の値で記載していく。

株価

ヤクルトの株価は90万円台で100株購入することができる。

単純にこの数字だけ聞くと大金であることに間違いはない。

少額から株を買いたいと思っている投資家からすると、買いにくい価格かもしれない。

指標

PER:29.9倍

PERとは株価収益率のことで株価がEPS(一株あたりの純利益)の何倍の価値になっているかという指標である。

例えばPERが10倍であれば理論上、投資資金を1株益だけで回収するのに10年かかるということになる。

日本の上場企業の平均PERはおよそ15倍と言われているので、その視点ではヤクルトは少し割高水準である。

よく比較される銘柄として、味の素(2802)が約25倍、キッコーマン(2801)が約32倍なので、同業種の中では平均的な値であるとも言える。

PBR:2.93倍

PBRとは株価純資産倍率という指標である。

株価が一株あたりの純資産の何倍まで買われているか、

すなわち1株あたりの純資産の何倍の値段が株価についているかを表している。

目安として1倍を割れていれば割安といわれている。

最近では日本株でも長期間にわたり1倍を下回る銘柄もある。

ヤクルトのPBRは2.93倍なので割高感はあるが、同業他社もヤクルトと同じ水準程度のところが多い。

自己資本比率:66.2%

会社のすべての資本のうち、どれくらいを自己資本が占めているかを示している。

一般的には30%以上は欲しいところで、50%以上であれば優良とされているのでヤクルトは問題無さそうだ。

ちなみに自己資本とは返済義務のない資本のこと。

配当利回り:0.94%

低い、、、低すぎる。。

高配当な銘柄が好きな著者にとっては配当金目当てで買う銘柄ではない。

およそ3%以上が高配当銘柄と言われている。

株主優待:3月、9月 

3月は100株以上の保有で自社商品の詰合せ

9月はヤクルトスワローズのオフィシャルファンクラブの無料入会権

自社商品による優待はQUOカード優待と比べて、改悪されにくいと言われているので、安心できる。

ただ、私ならヤクルトが飲みたければ自分で直接ヤクルトレディ等から買うだろう。

スワローズのファンクラブも同じである。本当に好きなら、自分でファンクラブに入る。

決算

2023年2月に出した第3四半期の決算短信内容は以下のとおり。

  • 売上高+16.2%
  • 営業利益+25.1%
  • 経常利益+17.1%
  • 純利益四半期+10.1%

どの指標も堅調に推移していることがわかる。

2018年からの売上高推移

出典:ヤクルト本社HPより引用 https://www.yakult.co.jp/company/ir/finance/highlight.html

2018年からの営業利益推移

出典:ヤクルト本社HPより引用 https://www.yakult.co.jp/company/ir/finance/highlight.html

2018年からの経常利益推移

出典:ヤクルト本社HPより引用 https://www.yakult.co.jp/company/ir/finance/highlight.html

2018年からの当期純利益推移

出典:ヤクルト本社HPより引用 https://www.yakult.co.jp/company/ir/finance/highlight.html

コロナ禍で2020年は純利益が微減したものの、そこからコロナ禍前を上回るような成績を収めている。

ちなみに売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のうち、どれを重視するか人によって意見が別れるところである。

私は特別損失、特別利益を差し引く前の利益である営業利益が、企業の経済活動による根源的な利益であると考えているため、しばしば営業利益を重視する傾向にある。

もっとも、営業利益を底上げするための売上高が重要であることは言うまでもない。

外的要因

ヤクルト1000のブーム

 テレビ番組「しゃべくり777」の中でタレントのマツコ・デラックスが「ヤクルト1000を飲んでから寝つきが良くなった」と話していたことを契機にスーパー、コンビニ各所でヤクルト1000が手に入りにくい状態になった。

現在は工場の新設など、量産体制を整えているとのことだが体感として店頭では品薄状態が続いている。

やっぱり買いか?ヤクルト本社

以上のように、財務の健全性、外的な要因を考慮し、個人的には現在のヤクルト株を監視しつつ、値を落とすようなことがあれば積極的に買っていきたい銘柄の一つであると考える。

ヤクルト株と花粉

花粉症が苦しいこの季節。

ヤクルトは花粉症に一定の効果があるというような記事を以前見たことがある。

ならば、花粉症が流行る季節(おおむね2月〜6月ごろとする)に、

より多くの花粉が飛散する→ヤクルトの売れ行きは良くなる→売上高アップ→株価上昇

の方程式が成り立つのではないか。

そういう仮説を持ったので、少し調べてみることとした。

こ毎年2月から6月の間で株価が上がっている年もあれば、下がっている年もある。

次に、年ごとの東京都の花粉飛散量を調べてみた。

地点によって結果は違うが、令和4年度に最も花粉が飛散した傾向にある。それ以外の年度では際立って多くの飛散が確認されたわけではない。

令和4年度東京都における花粉飛散量(スギ&ヒノキ合計値)

出典:東京都ホームページより引用

令和3年度東京都における花粉飛散量(スギ&ヒノキ合計値)

出典:東京都ホームページより引用

令和2年度東京都における花粉飛散量(スギ&ヒノキ合計値)

出典:東京都ホームページより引用

令和元年度東京都における花粉飛散量(スギ&ヒノキ合計値)

出典:東京都ホームページより引用

浅い考察すぎるが、花粉の飛散量と株価に大した相関はない。

けれども、ヤクルトの株価と花粉の飛散量は関係あると思う人もいれば思わない人もいる。

私はそう思うことにした。以上。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • ブログ読ませていただきました。とても有益な情報を得られましたので今後もこちらのブログに足を運びたいと思います。

    • はいはい様
      コメントありがとうございます。
      励みになります。
      今後ともぜひよろしくお願いします。

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