ぶっちゃけコロナのダメージがでかすぎる。
本日紹介する銘柄は「第一興商」(7458)です。
この記事を読むメリットは2つです。
・第一興商の決算内容がわかる
・第一興商の株式の売買に活かせる知識が身につく!
ほとんどの方が私を知らないので、少しだけ自己紹介させてください。
私は日本株の財務分析が好きで、自分が次に買いたい銘柄を見つけて投資しています。
私の記事を読んで皆様が投資したい銘柄を見つけ、投資に向けた第一歩となればこれほど嬉しいことはありません。
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※投資は自己責任です。本ブログでは特定の銘柄の購入を勧める、または株価を予言するものではありません。最終的な投資の判断はご自身で行ってください。
結論
第一興商の株価は1600円まで下落すると予想します。
その理由について、以下で分析していきます。
ちなみに6月にも第一興商に関する記事を載せていますのでぜひご覧ください。
企業紹介
第一興商は、カラオケ機器の製造・販売・レンタル、カラオケルームの運営を主要事業とする企業です。
時価総額は約2,021億円で、日本のカラオケ業界をリードする存在です。
ビッグエコーはとても有名だよね。
カラオケの店舗営業もですが、第一興商は業務用カラオケ機器のレンタル事業なども行っています。
株価
現在の株価は1,872円です。
上図、3ヶ月間のチャートで見ると、徐々に株価は回復してきているように見えます。
一方で、5年間のチャートで見ると、株価は最安値の位置から少し反発したところのようです。
2023年の最高値から見ると割安感があります。
売上高
売上高は2021年に大きく落ち込みましたが、その後回復傾向にあります。ようやくコロナ前の水準に戻ってきたように感じます。
コロナのときはカラオケ事業は大きく影響を受けたからね
営業利益
営業利益も2021年に大きく落ち込み、その後回復していますが、2020年までの水準には達していません。
成長性があるかと言われると、そこまでの成長性は見られません。
確かに業態自体が成長しづらいものではあるよね
売上高営業利益率
利益率も回復傾向にはあります。2021年は赤字だったため、マイナスになっています。
筆者も分析してわかったのですが、カラオケ事業は利益率が高い事業なのだなと感じました。
高いときには15%を記録しています。
一度イニシャルコストをかければ、ランニングコストがあまりかからないビジネスモデルだからなのでしょう。
純利益推移
赤字だった2021年が目立ちますが以降は順調に取り戻してきています。
とはいえ、他の指標と同じで、成長性はあまり感じません。
自己資本比率
自己資本比率は50%を上回っており、財務健全性は安定していると言えます。
近年やや数値が下がってきているのは他人資本、いわゆる借金がやや増えていることを表しています。
ROA
ROAは回復傾向にあります。約8%という値は低くないため優秀な値ではないでしょうか。
どの指標も最近では持ち直してきているね
ROE
ROEも同様の傾向を示しています。しかしこちらは回復の勢い著しく、目を見張るものがあります。
2025年の14.57は非常に優秀な値であると言えます。
ROEはすごく高いね。経営のうまさが光っているね。
一株配当
配当は安定しています。コロナ禍を乗り越えて非減配は非常に心強いですね。
配当金は累進配当というよりも減配しないことを重きにしています。
配当性向
配当性向は低下しており、通常の値に戻ってきた感があります。
無理して配当を出している感じはありませんが、今後の成長性のために減配など可能性は考えられますので注意が必要です。
株主還元か企業の成長かは永遠のテーマだね
EPS
EPSも回復傾向にあります。2025年は過去最高の値が予想されています。
決算
2025年3月期第2四半期の決算のポイントは3つです。
・売上高+4.3%
・純利益+46%
・配当金維持
業績回復の要因はカラオケ・飲食店舗事業の回復が主な要因です。
インバウンドなどの需要が戻ってきています。
注意が必要なのは、純利益が大幅に増益になっていますが、これは特別利益(一時的な固定資産の売却)によるものなので、継続的ではないということです。
店舗の閉鎖などもあると思われますが、今後どのように利益を確保して行くかがポイントになりそうです。
ニュース
2024年10月に株式分割(1株→2株)と自社株買い(400万株、上限60億円)を発表しました。
これにより、分割以降は株価を回復させています。
株式分割は株主増加を狙えるので一般的に株価の上昇につながるよ
株主優待
200株以上保有の株主に対し、5,000円相当の優待券を年2回贈呈しています。
ポイントは近くに利用できる店舗があるかどうかと、カラオケによく行くかどうかです。
また注意点として、9月30日基準でもらえる株主優待券の有効期限は1月1日からなので、忘年会シーズンの現在では使うことができないということです。
もし忘年会シーズンで優待券を使いたければ、3月権利確定のものを使わずに取っておいて、期限が切れるぎりぎりでつかうという手はありますが、もし使うのを忘れてしまったらショックが大きそうですね。
個人的には株主優待券にはあまり魅力を感じないなあ。あくまでおまけ程度に思っている方が良さそうです。
結論
第一興商の株価は1600円まで下落すると予想します。
財務基盤がコロナのダメージから完全に回復していない。
今後、インバウンドの需要が回復するか?
優待や配当の増配はあるか?
こういった懸念や不透明さがあるためこの結論に至りました。
第一興商の業績は回復傾向にありますが、コロナ前の水準には達していません。
また、PERは12.3倍と業界平均と比べて割高な水準にあります。
さらに、配当の減少リスクや株主優待の魅力度がいまいち(個人的見解)も懸念材料です。
これらの要因からなかなか買っていくのが難しい局面ではありますが、今後も株価の動向を注視していきたいと思います。
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以上です!
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