下落から一転、上昇の兆しありの全国保証(7164)を分析する

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みなさんこんにちは

かぶカウです

今日は財務優良なのに最近下落トレンドにあった

「全国保証」(7164)の株価を分析していきたいと思います。

この記事はこんなかたにおすすめします

  • 全国保証の株って安いの?
  • 全国保証の業績ってどうなの??
  • 銘柄分析の手法が知りたい

なお、本記事では2023年4月26日時点でのデータを元に分析していきます。

※投資は自己責任です。本ブログでは特定の銘柄の購入を勧める、または株価を予言するものではありません。最終的な投資の判断はご自身で行ってください

目次

結論

全国保証の株価は

短期的に4,955円→5,300円まで上がる

と予想します

全国保証ってどんな会社?

全国保証と聞いてもどんな会社なのか

すぐにわかる人は多くはないと思います

筆者も今回の銘柄分析するまでは

どんな会社なのか、具(つぶさ)には分かりませんでした

全国保証は住宅ローンを借りる時に

借り手と金融機関の間に入って借り手の信用力を高める保証会社です

全国保証ホームページよりhttps://www.zenkoku.co.jp/business/business.html#cont01
全国保証ホームページよりhttps://www.zenkoku.co.jp/business/business.html#cont01

万が一借りた住宅ローンの返済ができなくなってしまった場合に

代わりに弁済するといった保証業務を行っています

(全国保証が金融機関に弁済後は借り手が全国保証に弁済)

保証契約の際に保証料を借り手が全国保証に支払うことで

それが利益になるというビジネスモデルですね

住宅ローンなど、大きな出費を伴う時には

親や親戚などを連帯保証人にすることが多いですが、

万が一の時には連帯保証人の生活が揺らいでしまう事態にもなりかねません

安心できるマイホーム購入を支える全国保証の存在意義は大きなものがあるのですね

最近の値動き

最近では上昇に転じ始めましたが、

2023年4月26日までの時点で、

全国保証の株価はズルズルと下落傾向にありました

出典 Trading Viewより

どうしてこうなったのでしょうか?

最近の下落の理由は?

最近の住宅ローン金利は短期的には上昇傾向にあります

金利が上がる→ローンを借りて家を購入する人が少なくなる→保証会社の売上に影響が出る

ということで、短期的に株価下落基調にあるのではないでしょうか

また、全国保証は3月末日が配当と株主優待の権利確定日なので、権利確定後の株価下落

あったのだとも考えられます

指標分析

次にファンダメンタルの視点から全国保証を分析していきたいと思います

時価総額

3426億円

十分大きな会社であるといえますね

PERPBR

PER 11.75倍

PBR 1.81倍

PERは割安水準

PBRもそこまで割高な印象ではないですね

下図、過去のPER水準で見ても最近は割安な状態であることもわかります

出典:Trading View より

ROE(自己資本利益率)、ROA(総資産利益率)

ROE 15.51%

ROEは企業の自己資本(株主資本)に対する当期純利益の割合

つまり、投資家が出資した資本に対し、会社がどのくらいの利益を上げているかを表す財務指標です

ROEの数値が高いほど経営効率が良いと言えます

上場企業の平均が9%で

10%以上あれば優良企業と言われているので

全国保証のROEはすばらしい値ですね

ROA(総資産利益率)6.92%

ROAは会社が持っている総資産を利用して、どの程度の利益を上げているかを示す指標です

つまり資産を有効活用できているか知ることができる指標です

日本企業の平均が約4%なので、この数値も非常に優秀です

全国保証は非常に経営が上手い会社であるといえますね

自己資本比率

45.7%

一般的に30%以上あれば問題ないと言われているので

自己資本比率は問題のない数値です

信用倍率

0.92倍

信用買い残と信用売り残との比率を示している指標です

1倍を超えれば将来の売り圧力である信用買い残が多い状態です

つまりこの値が大きいほど、今後の株価が上がりにくくなります

全国保証の最近の信用倍率は

4/7 0.76倍

3/31 0.41倍

1倍を切っていて、

将来の買い圧力のほうが高い状況です

信用倍率的にも株価は上がりやすいと言えるでしょう

配当金

配当金の推移は下図のとおりです

出典:Trading View より

配当金は年々増配していて安心感があります

配当性向も下図のとおり、32%で、まだまだ余裕がありそうです。

また、企業の決算説明資料の中で、2025年までの目標配当が示されていて、

「配当性向は段階的に50%まで引き上げ」とあります

出典:全国保証ホームページより  https://www.zenkoku.co.jp/ir/philosophy/policy_mid_term.html

これを見ても今後増配が見込めそうです

配当利回りは2.82%です

株主優待

3月末権利確定

3000円分のQUOカードがもらえます

さらに、1年以上の継続保有で5000円のQUOカードにグレードアップします

筆者は以前に全国保証を1年以上ホールドしていたことがありました

株価も安定していて、保有していて安心できる銘柄の一つでした

しかし株主優待がQUOカードということで、改悪されるリスクは考えなければいけません

ニュース

日本銀行の金融政策決定会合も4月27日、28日に開かれます

そこで植田新総裁がどういう方針を出すかで株価への影響も少なからずあると思います

注目していきたいですね

業績

出典:Trading View より

業績を見てみると、売上高も純利益も微増傾向です

安定的に推移しているとも言えますね

利益率も近年は上昇傾向にあります

チャート分析

出典:Trading View より

続いてチャート分析です

これは日足のチャートです

青い線でトレンドラインを引いてみると、今はようやく上昇トレンドに入ったかなといったところです

今後このまま上昇トレンドに乗っていけば、株価は5,300円くらいまで上がっていくのではないかと考えています

まとめ

全国保証の株価は

短期的に5,300円まで上がる

と予想します

その理由をまとめると

  • チャートをみると上昇トレンド入りしたと見られるから
  • ファンダメンタルの視点では売上高などの業績は今後も堅調に推移すると考えられるから

とはいえ、全国保証と住宅ローン金利は切っても切れない関係にあると言えます

今後の日本銀行の金融政策決定会合や住宅購入需要の変化によっては

業績も変化していくことが考えられます

ちなみに4月26日、実際に全国保証の株を筆者が買ってみました

結果は次の記事をお楽しみに

最後までお読みいただきありがとうございました

読んだ感想や分析してほしい銘柄などありましたらコメントいただけますと嬉しいです

以上です!

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