決算で上方修正&自社株買い&増配したコメダホールディングスを分析

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かぶカウです

今日は珈琲所コメダ珈琲を展開している

「コメダホールディングス」(3543)の株価を

分析したいと思います

この記事はこんなかたにおすすめします

  • コメダホールディングスの株を買おうか迷っているかた
  • コメダホールディングスの業績を知りたいかた
  • 銘柄分析の手法を知りたいかた

なお、本記事では2023年5月2日時点でのデータを元に分析していきます。

※投資は自己責任です。本ブログでは特定の銘柄の購入を勧める、

または株価を予言するものではありません。

最終的な投資の判断はご自身で行ってください

目次

結論

コメダホールディングスの株価は

短期的に2,562円→2,645円まで上がる

と予想します

その理由を解説していきます

コメダホールディングスってどんな会社?

コメダホールディングスは愛知県名古屋市に本社をおく

「珈琲所コメダ珈琲店」を展開する会社です。

コメダ珈琲店(968店舗)がメイン事業ですが、

和風な喫茶店の「おかげ庵」(13店舗)を展開している

珈琲チェーン店を展開する会社です

コメダ珈琲店では、名古屋では当たり前の文化である

モーニングという文化があり

AM11:00までにドリンクを注文するとトーストが無料でついてくるサービスがあるため、筆者も家の近くの店舗をよく利用しています

コメダ珈琲はそのビジネスモデルによって

同業他社と比べ、非常に経営効率が良いです

例えば、コメダ珈琲各店の約9割はフランチャイズ展開しています

人件費や店舗管理費用がほとんどかからないため、

非常に高収益なビジネスモデルです

「フランチャイズ」といえば、しばしば大手コンビニで行われる経営手法ですが、

この手法を喫茶店で使うコメダ珈琲の経営は非常に優秀ですね

筆者は実はコメダ珈琲のヘビーユーザーです

多い時には月15日から20日は通っていました

そんなコメダが他の珈琲店と差別化を図っている点は、

コンセプトと営業利益率にあると思っています

1点目にコンセプトです

コメダ珈琲店では「くつろぐいちばんいいところ」をコンセプトとしています

同業他社の多くは、お客さん1人あたりの回転数を上げて、売上を伸ばそうとしますが、コメダでは居心地に重きを置いており、客単価を上げる工夫が店舗の随所に見られます

まず珈琲一杯の値段は同業他社よりもやや高めの設定になっていること

またフードを多く展開していることが挙げられます(巷ではメニューの写真より実物のほうが大盛りのため逆写真詐欺と言われることも)

また、来店しているかたの中には勉強やパソコンを使った作業をしている人がいますが、そういった作業がしやすい店舗の雰囲気作りもコメダ珈琲のコンセプトを感じます

2点目に営業利益率です

コメダの営業利益率は2023年2月時点で21.2%です。この高い営業利益率を出すために徹底したコストカットを行っています

例えば、フードに使う材料をある程度統一化することによって材料にかけるコストをカットしています

こういった企業努力により高営業利益を生み出しています。

コメダの豆知識やあるあるなど、

話し始めたら、3日はかかりますので、

いつかそんなことを記事にまとめたいと思います。

それではコメダホールディングスの

最近の値動きを分析していきます。

最近の値動き

最近の値動きは下図のチャートのとおりです

出典:Trading Viewより引用

4月12日に決算を出していて、そこで株価は急騰しました

その後、一度株価は下がり落ち着いているように見えます

急騰の理由は?

https://ssl4.eir-parts.net/doc/3543/tdnet/2261368/00.pdf

上記リンクはコメダホールディングス2023年2月期の決算短信です

内容は好決算かつ通期の業績も上方修正&増配&1%の自社株買いということで

株価急騰の3拍子揃いました

指標分析

次にファンダメンタルの視点からコメダホールディングスを分析していきたいと思います

時価総額

1,183億円

十分大きな会社であるといえます

PERPBR

PER 20.04倍

PBR 2.91倍

PERもPBRもやや割高な水準です

下図、過去のPER水準で見ても最近は割高な状態が続いていることもわかります

図PER推移

出典:Trading Viewより引用

ROE(自己資本利益率)、ROA(総資産利益率)

ROE 13.4%

ROEは企業の自己資本(株主資本)に対する当期純利益の割合

つまり、投資家が出資した資本に対し、会社がどのくらいの利益を上げているかを表す財務指標です

ROEの数値が高いほど経営効率が良いと言えます

上場企業の平均が9%で

10%以上あれば優良企業と言われているので

コメダホールディングスのROEは優秀であるといえます

ROA(総資産利益率)

ROA 5.4%

ROAは会社が持っている総資産を利用して、

どの程度の利益を上げているかを示す指標です

つまり資産を有効活用できているか知ることができる指標です

日本企業の平均が約4%なので、この数値はまずまずです

自己資本比率

40.5%

一般的に30%以上あれば問題ないと言われているので

問題ない値だといえます

というより前回までの信越ポリマーや信越化学工業の自己資本比率がとんでもなく高かったため、コメダホールディングスの自己資本比率が低く感じるのは私だけでしょうか

信越ポリマーと信越化学工業の銘柄分析も行っておりますので、ご覧ください

信用倍率

0.79倍

信用買い残と信用売り残との比率を示している指標です

1倍を超えれば将来の売り圧力である信用買い残が多い状態です

つまりこの値が大きいほど、今後の株価が上がりにくくなります

コメダホールディングスの最近の信用倍率は

4/7  3.59倍

4/14 0.59倍

将来の買い圧力のほうが高い状況です

信用倍率的に見れば株価は上がりにくくはない状態と言えるでしょう

配当金

配当金の推移は下図のとおりです

出典:Trading Viewより引用

配当金はコロナ禍で一時は減配したものの、

近年は配当もコロナ前の水準に戻ってきています

配当性向も下図のとおり、44.22%で、まあまあこんなところかなといったところです

出典:Trading Viewより引用

また、先日の決算発表で1円の増配を発表しました

配当利回りは2.03%です

株主優待

出典:コメダホールディングスHPより引用 https://www.komeda-holdings.co.jp/ir/stockholder.html

コメダの優待は基本的には年2回、コメダ珈琲店で使える電子マネーがもらえます

また、隠れ優待として議決権を行使するとさらに500円の電子マネーがもらえます

出典:コメダホールディングスHPより引用 https://www.komeda-holdings.co.jp/index.html

ニュース

2023年3月、マスクの着用が個人の判断が基本になりました

また現在では行動制限もないので、ここ最近では飲食関係の株価が好調です

こういった影響は客足の回復に繋がり、

コメダホールディングスにとっても追い風になると予想されます

業績

出典:コメダホールディングスHPより引用 https://www.komeda-holdings.co.jp/ir/highlight.html
出典:コメダホールディングスHPより引用 https://www.komeda-holdings.co.jp/ir/highlight.html

業績を見てみると、売上高、純利益含め、堅調に推移しています

この業績の回復要因について、決算短信では次のように分析しています(要約)

  • 原材料高騰したが、各店舗値上げしたことで、売上高はプラスに推移
  • コラボ商品や期間限定商品の発売は販売促進に効果があった

チャート分析

出典:Trading View より引用

続いてチャートを見ていきたいと思います

上図はここ1ヶ月間のチャートです

青い線でトレンドラインを引いてみると、

最近の急騰から落ち着いた株価になってきたかなといったところです

短期的には下落トレンドにあったチャートは上抜けて上昇に転じたようにも見えます

まとめ

コメダホールディングスの株価は

短期的に2,562円→2,645円まで上がる

と予想します

その理由をまとめると

・チャートが上昇トレンドに入ったように見える

・好業績、増配、自社株買の爆上げ3拍子が揃った

・財務内容優良企業

一方で、最近一気に株価が上がったので割高な印象もあります

今後の株価の値動きを注視しつつ、チャンスがあれば買ってみたい銘柄ですね

最後までお読みいただきありがとうございました

読んだ感想や分析してほしい銘柄などありましたらコメントいただけますと嬉しいです

以上です!

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